紫陽花は縁起が悪い??

紫陽花は縁起が悪い??

紫陽花は現在では贈り物に使われたり、非常に華やかなイメージがあることで多くの人に喜ばれる花となっていますが、古くはあまり人気のないものの1つでした。その理由は古くから縁起の悪いものとされ、不運を招いたり、死を導いたりするものと言われることも多かったものです。

アジサイはガクが4枚存在しており、これが大きいことから全体のバランスが良く梅雨時になると非常に美しいものとなっていますが、古くから4と言う数字は死を意味する数字であったことから嫌われるものとなっていました。またこの意味から導かれることが影響していると考えられますが、仏前に飾られることも多いことから、どちらかと言うとマイナスのイメージが非常に強いものとなっているのが特徴です。現在でも様々な法事などでは時期によっては紫陽花を飾ると言うことが多く、また多くのお寺は紫陽花が植えられていることが多いことから、死んだ人を喜ばせる端と言う形で利用されてきた歴史があります。

しかし現在では縁起の悪いと言う印象を持つ人は非常に少ないものです。梅雨時になると非常に美しい花を咲かせる上、これが長期間長持ちすることから長い期間楽しむことができると言うメリットがあります。また色が変わると言う特性もあり、同じ苗であっても土の性質や日照時間等により、色が変化するというのが非常に珍しい性質となっているため、多くの人に親しまれるものとなっているのが特徴です。

この色が変わると言う部分も古くは不運を招くものと考えられていた面があり、仏教で言う様々な物事が変化する変節に例えられてきたことも、縁起の悪いものと言われる由来となっています。そのため実は、長い歴史の中でつい30年前ほどまでは一般家庭に飾られる事はほとんどないものとなっていました。
最近ではこのようなしきたりをあまり気にしないようになり、また様々なところでアジサイが植えられるようになってきたことから、その美しさを優先させるようになった傾向があります。アジサイの観賞用の歴史は実はそれほど長くはなく、この30年ほどの期間で普及したと言うことになります。そのため、現在でも高齢者の中には縁起が悪いと言う人も多いのですが、実際にはお寺などで植えられていることが多いことから、縁起が悪いのではなく逆に様々な良い縁を運ぶ非常に良いものと考えられる面も少なくありません。最近では長持ちすることから長生きの象徴と言われることも多くなっており、広く多くの人に親しまれるものとなっています。

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