日本で語られる幸運の神々

日本で語られる幸運の神々

日本で語られる幸運の神々で言うと民間信仰発祥の福天が有名で、神道や仏教においても古くから幸運をもたらす神として知られます。中でも吉祥天は幸福や美、そして富の神として崇められ、一部の地域では七福神に加えて八福神とされているほどです。

吉祥天の吉祥は反映や幸運の意味で、仏教では父に徳叉迦、母に鬼子母神を持ち、毘沙門天の妻に位置づけられています。元々はヒンドゥー教のラクシュミーがモデルで、仏教に採り入れられて吉祥天になったとされます。別名を功徳天、宝蔵天女ということから、いかにもありがたみを感じさせる女神様だといえるでしょう。

このように、神話に登場する幸運の神々は限られますが、金運に目を向けるとまた違ってきます。日本には沢山の神様がいて、中でも稲田姫命や金毘羅神、蛭子命などが有名です。稲田姫命は縁結びや夫婦和合、厄除開運と衣食住守護に並び、金運招福のご利益をもたらします。一方、金毘羅神のご利益は農業守護や商売繁盛と金運です。

蛭子命は恵比寿様でも知られ、漁業や商業から農業や交易の神としても、様々なありがたいご利益をもたらすと古くから語られる神様です。他にもアメノミナカヌシや弁天様を含む三神の1人、弁天様で有名な市杵島姫命も金運をご利益の1つとしています。ギャンブル運の意味で幸運の神々といえば、やはり七福神を外すことはできないでしょう。七福神は幸運をもたらす神様の集まりで、複数の異なる宗教を背景に持つのが特徴です。

七福神の中でも特にギャンブル運が上がることに期待できるのは、金運の神様でもある布袋尊です。実は布袋尊は唐の時代に実在した中国の禅僧で、大きな袋を肩に掛けている姿で描かれます。この袋の中には食物を始めとしたもらい物が入っているとされ、幸せが詰まっているといわれています。また弥勒菩薩の化身ともいわれており、とてもありがたい神様だと分かります。

海外の神話に目を向けると、エジプトのトト神やローマのメルクリウス、アステカのマクイルショチトルが挙げられます。いずれもギャンブルなどに関係する神々ですから、祈ったりお願いすることで運勢が上がる可能性があります。勿論、信仰心もなしにお願いしてもご利益に期待できませんが、お願いをしてみる価値があるのは間違いないです。神話には無数の神々が存在しますから、探していくことで希望に叶う神様が見つかるはずです。

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