豚がラッキーシンボルと言われる由来とは?

ラッキーシンボルとしての豚は、幸運を運んでくれる縁起物として扱われます。日本でもブタの貯金箱は金運アップを狙っており、韓国では十二支のイノシシ年ではなくブタ年が存在しています。

これは中国から十二支が伝わった時、日本ではまだ豚が馴染みのない動物だったため身近なイノシシが置き換えられたという経緯があります。豚に対する信仰は日本よりも他の国の方が熱心です。中国では夢に丸々と太った豚が出ると、財運がアップすると考えられており、風水の本場でもそのパワーは重要視されます。豚が幸運のシンボルである由来は、たくさんの子どもを産むからといわれます。多産は風水の五行において「土」の気を持ち、健康運や家族運に関係しています。

また日本においてはトントン拍子と豚の音読みである「トン」をかけて、験担ぎをするという意味合いもあります。豚はピンク色の体で定義されることが多いですが、この色も幸せを運ぶ効果をもたらします。ピンク色は愛情や優しさを与える効果があり、特に女性同士のトラブルの時にはお互いの心を素直に開かせることにつながります。

妊娠や出産後のラッキーシンボルとしても、ピンク色の豚は女性のメンタルヘルスを整えるのでおすすめです。結婚式では豚のマスコットキャラクターが使われることもあります。これも豚が持つ家族運や子宝にあやかったもので、昔から身近にアイテムを置くと子孫繁栄につながるとされます。金運アップに専念したい場合は、金運と関わりの深い金色や黄色が適しています。

縁起物は玄関に置くのが良いですが、人間関係のトラブル対策ならば寝室やリビングに置きましょう。風水の本場は中国なので、アジア各国で豚が縁起の良い動物であることは有名です。一方で風水に馴染みがない欧米諸国でも豚は幸せを運ぶ動物として愛されています。ドイツでは思いがけない幸運を手にすると、「ブタを手に入れた」といいます。誕生日や新しい挑戦に対しては、豚と四葉のクローバーを組み合わせたフィギュアを贈る習慣まであります。アメリカでもありえないことが起こると「ブタが空を飛んだ」といい、奇跡のシンボルとして使われます。

これらの国で豚がラッキーシンボルとなったいるのは、多産であることはもちろん豚本来が持つ愛らしさやリラックス効果が関係すると考えられます。人懐っこい雰囲気やコロコロとした愛らしい見た目に、穏やかな性格は風水の専門的な知識がなくても幸せを運んでくれます。

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